ネクタイ - スーパーブラック
スーパーブラックリッチアヤ無地
ネクタイの柄の基礎と言っても過言ではない、綾無地。
高密度の引き締まった綾が整然と乱れなく並ぶ、品質の高さを追求した究極の一本です。
黒にフォーカスし、より深いこだわりの黒を表現しました。フォーマルな場では(葬儀や告別式)黒の深さが気持ちの強さと礼儀の深さに通じると言われています。光の反射量を少なくし、黒をより深色性のある色に見せるスーパーブラック加工(深色加工)を施した、より深い特別な黒のネクタイです。
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スーパーブラックリッチヘリンボン
杉綾とも呼ばれる大きめのヘリンボーンは高級感のあるふくよかな奥行きを作り、立体的でクラシカルなVゾーンを演出。
ビジネスシーンでは大人の風格を、カジュアルシーンでは上品な印象を与えます。
黒にフォーカスし、より深いこだわりの黒を表現しました。フォーマルな場では(葬儀や告別式)黒の深さが気持ちの強さと礼儀の深さに通じると言われています。光の反射量を少なくし、黒をより深色性のある色に見せるスーパーブラック加工(深色加工)を施した、より深い特別な黒のネクタイです。
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時代背景
明治時代、西洋の文化、制度を取り入れる中で、西洋式の喪服が導入され、上流階級、官僚を中心に黒い喪服を着用し始めたと言われています。昭和時代に入り洋装が一般に広がり始め、「喪服は漆黒が正式」という価値観が浸透し始めました。それによって「より黒い=礼儀正しい・格式が高い」という考えが広まったそうです。
ビジネススーツとの差を明確にする目的で、「黒の深さ」が重要視されるようになり、ネクタイに関しても喪服の際は、より黒い(より深い黒)が「礼儀正しい・格式が高い」と言われています。
スーパーブラック加工(深色加工)説明
一般に繊維の屈折率が高いと表面反射率が大きくなり、染色物は白茶けて見えるようになります。
スーパーブラック加工とは繊維の屈折率よりも小さい化合物(低屈折化合物)を、繊維表面にコーティング(付着)させる加工です。繊維屈折率を小さくすることで表面反射光も抑えられ、色の発色性が良くなります。特に黒染め品に加工した場合、反射率は著しく低減するのでその効果が大きく見られます。
京都西陣の織元と繊維加工業者、そして京都の黒紋付の染色などに深く関わってきた染料化学薬品メーカーとの三つ巴により極めた究極の黒。それがスーパーブラック加工です。
より喪服が黒い方がいいとされる理由に関して
・深い黒は深い追悼の意の象徴とされている
より黒い色は、故人への深い哀悼の気持ちや敬意を表すとされます。特にフォーマルな(葬儀や告別式など)では、黒の深さが気持ちの強さと礼儀の深さに通じると考えられています。
・格式(フォーマル度)の高さ
喪服には「略式」と「正式」の区別があります。
正式喪服(正喪服):遺族・親族が着用。黒が非常に濃い。素材も上質(絹など)。
略式喪服:参列者や一般客が着るもの。黒は濃い方がよいが、正式ほど厳密ではない。
より黒い服ほど「正式」な喪服と見なされ、失礼がないとされています。
・ビジネススーツの黒と差をつけるため
一般のビジネススーツは、黒でも少しチャコールグレーに見えるものや光沢がある黒が多く、喪服の黒とは違います。喪服の「漆黒(しっこく)」は、ビジネス用と明確に差別化されるため、喪の場にふさわしいとされます。
・「黒染め」文化の名残
昔は喪服を「黒染め」して使う文化がありました。染めの技術が進んだことで、現在は非常に黒い色合いが出せるようになり、それが「正しい黒」として受け継がれています。喪服以外の部分でも、ブランドによっては黒の色味を指定するブランドも近年はあり、注目されているカラーの一つでもあります。
スーパーブラック加工(深色加工)を行った会社について
和装・絹・染織産業の伝統地である京都府西陣にある、特に絹(シルク)素材を対象とした特殊繊維加工を専門とする会社さんにお願いしました。
絹はたんぱく質性で化学的耐性が弱く、熱・化学処理に慎重さが求められる非常に加工が難しい繊維です。絹素材に対して撥水・防汚・特殊機能を付与しながら、風合いを損なわないようにするノウハウ、技術を持っている、とても貴重な会社です。
地場の染織業者・職人など、多彩なネットワークを持っており、試作・評価・調整を密に行い、さらなる技術改善・顧客対応力、加工技術向上に繋げています。





