
1935年創業の成和がお届けする、復刻シリーズ「KINSHOKU Old Collection」の第一弾は「ぼかし織り」。
「ぼかし織り」は1960年代に大ヒットして以降、20年以上ものあいだ継続して販売されたロングセラーのネクタイです。
昭和のネクタイを復刻する動きはないか、と要望を受け、当時織られた生地を発見。
現在は再現が困難な「ぼかし織り」の生地を使い、当時のスタイルを再現いたしました。
「ぼかし織り」の特徴は、割ボカシの縞整経(しませいけい:グラデーションに見えるよう整経した経糸)による、味わい深い絶妙な色の変化。
通常、経糸は一色で構成されますが、こちらの生地では1万本以上ある経糸を指定の構図に合わせ、何色もの糸を組み合わせて縞(しま)、グラデーションを作っています。
非常に細い経糸を順番に並べ、整えていく作業には特別な技術が必要です。
現在は複雑な経糸を用意することが難しく、「ぼかし織り」の生地を再現して製織することは極めて困難です。
その美しさから、一世を風靡した「ぼかし織り」の復刻。
どうぞお楽しみ下さい。