60代のネクタイ徹底解説
60代になると、会社の中でも、責任者、役職者、経営者として活躍されている方、60歳になり役職は退いたものの、その後も会社に契約社員のような形で働かれている方など、様々な働き方のケースが増えてくる年代ではないでしょうか。2013年から改正高年齢者雇用安定法の施行により、希望すれば65歳まで現在の会社で働けるようになり、60歳以上の年配の方の働き方も近年は変わってきています。今までのキャリアの中で、様々なことを経験して得た大人の余裕や、上品さがさらに増す年代でもある60代。仕事やプライベートにもゆったりとして構えることができ、大人の余裕をより一層感じる非常に充実した年代であると思います。社外においては、非常に人脈が多く、重要な部分で声がかかることも多いでしょう。経営者の方は、会社を左右する商談などに立ち会うことも多くあると思います。60代のビジネス時の服装に関しては、自分なりの着こなし方が身についており、今までのコーディネートよりも上質な遊び心のあるスーツ、ジャケットなどを着こなしたいという方も増えてくるのではないでしょうか。品格のある上質な服装を心掛ける中で、本物のネクタイを着用することは非常に大切なことであり、ネクタイは体の中心にあるものとも言われています。プライベートでは子供の高校、大学の入学式、卒業式、新入社員の入社式、結婚式、披露宴、祖父として孫の小学校や中学校の入学式、卒業式などの重要なイベントごとに出席することも多いと思います。10代、20代、30代、40代など様々な年代の方とも色々な形で接点をもつことが多くなるのではないでしょうか。
それに伴い、プライベートの部分でもネクタイを締める機会が多くなると思います。今回のコラムでは、知っているとビジネス会話の中の話のネタにもなるネクタイの基本的な部分、60代が日常的に使うネクタイを選ぶ方法、特別な場面に着用するネクタイの選び方、そして、他の人と差をつけられる応用的な知識の部分まで、老舗ネクタイメーカーだからこそお伝えできる情報を盛りだくさんにまとめました。愛用の一本を見つけるきっかけになると嬉しいです。また、60代男性の旦那様、お祖父様、お父様、お友達、パートナー、親しい人などへの贈り物としてのネクタイの選び方のコツもしっかりまとめています。誕生日、バレンタイン、クリスマス、父の日、敬老の日、還暦祝、各種記念日など、ネクタイをプレゼントする機会は非常に多くありますので、うまく活用していただけると嬉しいです。
目次
- 60代にオススメのネクタイとは
- 60代のネクタイを選ぶポイント
- 60代にオススメのネクタイ柄とは
- 60代にオススメのネクタイブランドとは
- HERMESのネクタイ
- salvatore ferragamoのネクタイ
- paul smithのネクタイ
- Ermenegildo Zegnaのネクタイ
- GIORGIO ARMANIのネクタイ
- BEAMSのネクタイ
- TOMORROWLANDのネクタイ
- franco bassiのネクタイ
- MARINELLAのネクタイ
- Brioniのネクタイ
- DRAKE’Sのネクタイ
- TIE YOUR TIEのネクタイ
- ステファノ・リッチのネクタイ
- Turnbull & Asserのネクタイ
- Ralph Lauren のネクタイ
- ROYTOUCHのネクタイ
- KINSHOKUのネクタイ
- その他のオススメネクタイブランド
- 60代のネクタイを選ぶ際に気をつけたいカラーについて
- 60代ネクタイプレゼントを選ぶ際の注意点
- 60代のネクタイとあわせて使いたいアイテム
- 最後に
60代にオススメのネクタイとは

普段ネクタイを選ぶ際には、どのような部分を基準に選ばれていますか。ネクタイは洋服と比べると全体の面積は小さいアイテムになりますが、そこにはメンズファッションを楽しむこだわりが非常につまっている商品になります。年を重ね、知性、人としての味を感じられる年代であり、ネクタイに遊び心を表現できる年代でもあると思います。ネクタイには、色(ネイビー、ブラック、ブルー、グリーン、ブラウンなど)、柄(ストライプ、小紋、ドット、チェック、ペイズリー、マイクロ、幾何学模様、ソリッドなど)、タイ幅(ネクタイの一番太い部分の長さをタイ幅と言います、レギュラーの太さのものから、ナロータイまで)、ネクタイに触れた時のシルクの品質を感じることのできる風合い、締めた際のフィット感、ノット(ネクタイの結び目)のおさまりの具合など、様々な要素があります。普段、何気なく着用しているネクタイですが、ネクタイ一本の中にも様々なこだわりのポイントがあり、とても奥が深い商品です。会社の代表や取締役として活躍する機会も多い60代。スーツスタイルを着る機会も多いのではないでしょうか。品格のある上質な服装を心掛ける中で、本物のネクタイを着用することは非常に大切なことであり、ネクタイは全体のコーディネートをまとめて引き立てることのできるアイテムの一つです。人の印象は胸から上で7割が決まるとも言われており、ビジネス上での第一印象にも密接に関わってきます。ネクタイは非常に重要度が高いファッション小物であり、それによって人の印象がガラッと変わってしまうアイテムですので、よりこだわってネクタイを選んでほしいです。
60代のネクタイを選ぶポイント

60代の社会人の特徴として、数十年にわたるキャリアを通じての業界やビジネスに関する非常に豊富な経験と知識をもち、さまざまな状況や問題に対して臨機応変に対応できる能力が身についています。今までの経験とそれにともなってできる大人の余裕、そして「落ち着き」から、より大人の男性のカッコ良さを感じることができる年代です。年を重ねることによって感じることのできる大人の雰囲気、髪の毛も白髪になり、男としての渋さも数多く出てくる年代であると思います。男性としても円熟味がさらに増す60代。60代の特徴、個性をより生かすことのできるネクタイを選ぶポイントをまとめました。
- 60代のスーツスタイルにあわせやすく、上質を感じられる柄を選ぶ
- 60代の魅力をさらに引き立てる遊び心のあるデザインで、コーディネートに個性を加えられるネクタイを選ぶ
- 品質はシルク100%がおすすめ。天然繊維であるシルクは、糸に非常に光沢感があり繊細で上質さを与えます。光が当たることでジャカードの凹凸感が際立ち、さらに上質さを演出
- 渋さと清潔感のバランスを意識し、落ち着きの中にも爽やかさを感じさせる柄を選ぶ
- 柄の繊細さ、糸の染色、丁寧に織られた生地、細やかな縫製など、より上質で洗練されたこだわりの商品を選ぶ・商品のこだわりの背景がわかるものを選ぶ。商品のこだわりが、コーディネート全体に紳士的な品格をさらに加える
- ネクタイをしめた際にノット(結び目)がしっかりフィットするものを選ぶ
- 品質の良さや締め心地、風合い、デザイン性、配色のバランスが取れた完成度の高い商品を選ぶ
60代にオススメのネクタイ柄とは

60代は、ビジネスマンとして今まで働いてきた期間も非常に長く、数十年にわたるキャリアを通じてたくさんの経験も積まれている年代です。ビジネスマンとして、スーツスタイルの服装を長年着用してきているので、ご自身のスタイルが身についているでしょう。数多くの経験を積んできた結果、どんなプレッシャーの中でも冷静に対応できる自信から、落ち着きを感じられる雰囲気も特徴の年代です。そのため、難しい交渉やトラブルに直面した際にも、感情的になることなく冷静に対応できます。この落ち着きと安定感は、部下や同僚からの信頼を集め、リーダーシップを発揮する上で大きな強みとなります。また、過去に多くの人と関わってきたことで、人間関係においても円滑なコミュニケーションが取れるため、社内外の関係者との信頼関係を構築することにもたけていると思います。この信頼感が、仕事の上でも強力な支えとなり組織に安定感を与えます。60代の方々は、クールビズも若い時にはなかった年代になるので、基本的にスーツにネクタイをしめて、ビジネスをしてきた世代であると思います。その中で、ストライプ、チェック、ドット、ペイズリー、小紋、ソリッド(無地)など、様々な種類のネクタイに巡り合い着用してきたと思います。ネクタイの柄には、柄によって様々な特性、歴史、伝統を感じられるものがあり、その内容を知って締めることができると、今まで以上にネクタイの良さ、奥深さに気がついてもらえると思います。ここではネクタイの柄についての詳しい内容、柄の楽しさに気がついてもらえるような内容をまとめました。
ストライプのネクタイ

ネクタイの定番として、日本人にとても愛されている柄であるネクタイのストライプ。ネクタイの王道の柄と言っても過言ではない柄です。ネクタイの売り場を見ても圧倒的に商品数が多く、バリエーションも豊富で人気もあります。柄の特徴としては、シャープでスタイリッシュ、清潔感を感じ、新鮮な若々しいイメージをもたせることができます。ストライプは、時代を超えたクラシックなデザインで、過度な派手さを避けながらも適度なアクセントを加えることができます。落ち着きのある色合いであれば、年齢にふさわしい品格、上質さを表現します。ストライプ柄の一つの豆知識として、ネクタイのストライプには実は方向があり、その方向の違いで「英国式」と「アメリカ式」の二つのストライプの種類があります。ストライプのネクタイをしめる際にストライプの向きを気にしてしめている人は少ないと思いますので、びっくりする方も多いのではないでしょうか。
英国式のストライプは「右上がり」が主流です。カタカナのノの字の向きと呼ばれることも多いです。語源としては、16世紀ごろ当時の英国軍が連帯(武隊)ごとに異なる柄や色などのストライプ柄を作り、所属する連帯を表す印としてネクタイにとり入れたことが始まりと言われています。市場では、ネクタイはヨーロッパ発祥であること、「伝統的なデザイン」であることもあり、主流は英国式の右上がりになっています。日本語で右肩上がりという言葉があるように、視覚的に右上がりのストライプの方が美しく見えることなども、関係しているのではないかという声もありますが、はっきりとした理由はわかっていないようです。ピンと来ない方は画像も参考にしてしてみて下さい。画像を見ると違いに納得いただけると思います。
ストライプタイは、ストライプの太さと色の選択によって、60代の方の魅力をさらに引き立てます。例えば、細めのストライプは上品さを、太めのストライプは、インパクトと存在感を与えます。ネイビー、ブルー、グリーン、ワイン、茶、グレーなどの落ち着いた色を選ぶことで、より上品さと信頼感を与えることができるので、ベースカラーを選ぶ際には参考にして下さい。また、ベースカラーとストライプの色のコントラストを気にすることで、印象も変わってきますので、気をつけてほしいです。歴史のあるストライプの中でも60代に特にオススメなのが「パターンストライプ」です。パターンストライプは、ストライプとストライプの間に様々なパターン(ドット、千鳥、小紋、ジオメトリック、ペイズリーなど)を挟み、複合的なストライプを表現している柄になります。複合的なストライプになるため、柄にインパクトを感じることができます。インパクトを与えつつも、ストライプの影響で全体がシャープに見え、スタイリッシュな印象を与えるのもポイントの一つです。上質な雰囲気を感じることができます。通常のストライプよりもコーディネートのアクセントがほしい、人と少し違った個性の感じられるストライプネクタイをしめたいという方には特にオススメです。ストライプとストライプの間に、パターン(ドット、小紋、ジオメトリック、ペイズリー、千鳥格子など)を挟んでいることから、全体的にゆったりとしたストライプが多く、安心感も感じられる広いピッチ(ストライプとストライプの感覚が広め)のストライプが多いのも特徴です。このような柄を展開しているブランドは市場にも少ないので、是非弊社のブランドである「KINSHOKU」を参考にしていただければと思います。「KINSHOKU」の詳しい商品はこちらです。
小紋のネクタイ
弊社のネクタイ通販サイトである「SEIWA-ONLINE」でも人気のある柄の一つが小紋柄 。クラシックで、落ち着いた印象を与える柄としても非常に人気が高く、定番の柄の中の一つとして知られています。ワイシャツとの相性も非常によく、どんなスタイルにもコーディネートしやすい柄です。花柄、ひし形、紋章、メダリオン、モチーフなど、小紋と一言で表現をしても、柄のバリエーションが非常に豊富であることも特徴の一つです。クラシックで落ち着いた雰囲気を与える柄であり、知的な印象を与えることができます。どんな場面にも適応できる万能さが魅力です。カジュアルからビジネス、フォーマルまで幅広く対応できるため、コーディネートの幅が広がります。また、繊細な柄が優雅さ、高級感を演出し、落ち着いた年齢である60代にふさわしいコーディネートを完成させます。小紋は柄が大きくなると華やかな印象になるので、華やかさを意識したい方は大きめの柄を選ぶと良いでしょう。大きめの小紋が苦手な方は、小さめの小紋がオススメです。シンプルなスーツとも相性がよく、無地感のジャガードの凹凸感を感じさせるスーツやシャツと合わせることにより、全体が引き締まったスタイリッシュな印象を与えることもできます。コーディネート全体をシックな雰囲気にまとめ上げてくれるため、重要な商談、人前に出てのプレゼン、スピーチの際にも落ち着いた印象を感じさせてくれます。小紋柄の中でも、特に60代にオススメの小紋はメダリオンです。「メダリオン柄」とは、ペルシャ絨毯で見られる代表的なデザインです。円形のメダルのようなデザインにペイズリーやフラワー柄など様々なものがあります。基本的に円形のデザインがベースにあり、それに肉付けされているような柄が多いです。ネクタイとしては、歴史あるアーカイブの柄にもよくある柄で、昔から愛されている柄になります。クラシックな柄でありながら、細かく繊細に表現された部分からはエレガンスさも感じることができるのが特徴的です。非常に上品で、重厚感も感じられるため、60代のネクタイ上級者の方がしめるのにはピッタリの柄です。メダリオンの大きさも比較的大きめのものはゆったりとして見え、大人の余裕をより感じることができます。モチーフの柄では弊社の「SEIWA-ONLINE」で人気のモチーフネクタイである、シマエナガシリーズもオススメです。よく見るとドットがシマエナガになっているもの、シマエナガが木に止まっている様子を表現しているものなど、Vゾーンにさりげないモチーフが可愛さを与えます。商談などの際にも、ネクタイが会話の一つになる可能性も高く、周りの方の気持ちも落ち着かせてくれる柄であると思います。シルク素材の光沢感、品質の良さを感じられるオススメのネクタイです。刺繍のような立体感を表現したシマエナガにも注目です。
人気のシマエナガのモチーフネクタイはこちら
ペイズリーのネクタイ
60代の方に特に締めてほしい柄の一つであるペイズリー柄。年を重ねることによって感じられる落ち着いた印象、大人の男性の紳士的な雰囲気をさらにシックに感じさせてくれる特別な柄です。今までのキャリアの中で、様々な仕事を通じて得てきた60代の経験、大人の余裕、雰囲気をより輝かせてくれる魔法のような柄です。円熟味を増した60代の良さをさらに引き上げてくれるでしょう。ソリッド(無地)や小紋柄とは異なるエレガントさや個性を持つため、スーツスタイルやジャケットのコーディネートに絶妙なアクセントを加えることができます。ペイズリー発祥の地として知られているのは、諸説色々とありますがイランやインドであると言われています。名前に関しては、スコットランド西部にある町ペイズリー(Paisly)にて、この模様を使用した織物が盛んに生産されたことから、模様そのものの名前になったと伝えられています。優雅で柔らかい草花を元にした美しい曲線、連続したパターン、そして柄の芸術性を楽しめることもペイズリー柄の魅力です。草花をイメージしたパターンが連続している模様は、人間の心理に安心感を与える効果があると言われています。ペイズリー柄は、柄の大きさ、配色などによって雰囲気が特に変わりやすい柄であるため、ネクタイを選ぶ際には気をつけて選ばれるといいでしょう。ネクタイのベース色と同系色の差し色で表現されたものであれば(同系色の濃淡でまとめられたもの)、今までペイズリーをしめたことがない方もしめやすいかと思います。また、ペイズリーは柄を縁取る線の太さによっても雰囲気が変わってきます。ペイズリーの柄を買う際には、柄に使われているペイズリーを縁取る線の太さも気にしてみると、より自分のイメージに近いペイズリーを選ぶことができると思います。線は太いものであると柄が目立ちやすく、より柄にインパクトを与えられます。ジャカードの織組織の特徴である凹凸がある場合は、光の色の陰影が60代の大人の雰囲気をさらに魅力的なものにします。柄の芸術性を楽しめることもペイズリー柄の魅力の一つです。繊細なラインと色合いが、知性と落ち着き、さらに華やかさを感じるため、洗練された印象を与えます。全体的なバランスを考えながら、ご自身で納得のいく柄を探してみてください。弊社のネクタイ通販サイトである「SEIWA-ONLINE」では、プレゼントとしてもペイズリーのネクタイはとても人気です。バリエーションも多数取り扱っており、ジャガードだけではなくプリントのペイズリーの柄や、同系色でトーンをあわせたものなどもあります。トラディショナルを感じるペイズリーは、ジャケパンスタイルにもあわせやすいネクタイとしても人気があり、ビジネス以外のコーディネートにも合わせやすく、スタイリッシュおしゃれにまとめることができます。
チェックのネクタイ
チェック柄とは直線が交わった格子模様のことをいいます。チェック柄には、たくさんの種類があり、縞の幅や色、形や組み合わせなどによって、千鳥格子、ギンガムチェック、タータンチェック、グレンチェック、アーガイル柄、市松模様などそれぞれ名前がつけられています。チェック柄には、伝統と歴史があるものが非常に多くあります。それぞれのチェック柄の歴史を知ることにより、チェックネクタイをしめる際に今まで以上に愛着をもってしめていただけると思います。チェックネクタイのより詳しい詳細はこちら チェック柄は一目見て、どこの商品であるかわかってしまうほどインパクトや個性があり、ブランドの象徴にもなるほどの柄です。Burberry(バーバリー)、DAKS(ダックス)、Aquascutum(アクアスキュータム)、MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュロンドン)などのブランドは、象徴するハウスチェックが有名なブランドです。近年では町の特徴を色に置き換えた、独自のタータンチェックも人気です。(北海道余市町の余市タータンなど)。余市タータンは、余市の沖の海の青ブルーと、りんごの赤、波と雲を表現した白、余市のシンボルであるリンゴやサクランボの赤をイメージカラーに使用した特徴的なタータンチェック柄でとても可愛いチェックです。余市タータンについての詳しい内容はこちらです。 チェック柄は、使われている色数が多ければ多いほど、派手な印象になってしまうので、色の組み合わせ、使われている色数には注意が必要です。また、大きなチェック柄は、よりカジュアルさを感じてしまうので、しめるシーンにあわせて選ばれるといいと思います。チェック柄のネクタイは、相手に親近感を与えやすい柄とも言われています。明るい印象も感じさせることができるため、ビジネスにおいて初対面の方と会う際の自己紹介などでも効果を発揮します。チェック柄ネクタイが60代にオススメな理由は、「親しみやすさ」と「クラシックさ」の絶妙なバランスにあると思います。年齢を重ねると、ストライプや無地(ソリッド柄)といったネクタイの定番柄を選びがちですが、チェック柄を取り入れることでコーディネートにアクセントが加わり、遊び心を感じるスタイリッシュな印象を与えることができます。チェックは、おしゃれを感じることのできる柄でもあるので、おしゃれな雰囲気を出したい方にもオススメの柄です。織り組織の組み合わせによってもより高級感を感じられるため、凹凸感のある織り組織のものを選ばれるのもいいでしょう。チェックは若々しい印象も与えることができるため60代、70代と年を重ねても長く楽しめる柄でもあると思います。代表的なチェックである、千鳥格子、グレンチェック、ウィンドーペンネクタイなどクラシックな歴史を感じるチェックは、60代の紳士的な雰囲気、落ち着き、知的な空気感、ファッションに対する感度の高さや遊び心も表現できるため、大人の魅力をより一層引き立ててくれます。「SEIWA-ONLINE」では、歴史的なチェックの要素を取り入れたマルチチェック柄や、織り組織を絶妙に組み合わせたもの、Old Collectionとして、今の時代では再現性が難しい特別なネクタイなど、様々なネクタイを取り扱っていますので、是非参考にしてみてください。
無地(ソリッド)のネクタイ
「無地(ソリッド)」に関しては、近年非常に人気のある柄の一つです。「無地」と「ソリッド」の基本的な意味は同じになります。ネクタイの中でも、基本中の基本の柄が無地になります。どのコーディネートにもあわせやすくワイシャツやスーツの柄をあまり選ばないのも特徴です。どなたでも似合う柄なので、プレゼントにもピッタリであると思います。何本か持っていると、困った時は「無地」という使い方ができる実用的な柄であるのも魅力の一つです。どの年代でも使いやすいのも特徴。近年は、高級感を感じられるジャカードの凹凸感を生かした無地が非常に人気です。以前は、無地といえばサテンのようなより光沢感を感じるキラキラしたものや、平織りの織組織のもの、綾組織、バスケット組織など、シンプルな定番的なものが多かったのですが、近年はジャカードの織り組織を何種類も組み合わせたものや、経糸とヨコ糸の色を変えてシャンブレー効果を狙った商品など、非常に色の面白さを感じる無地が増えてきました。シンプルですがとても奥が深い柄で、60代の様々な経験をしてきた年齢の奥深さのような深みを感じることができます。柄がシンプルであるからこそ、織物の良さ、柄の繊細さ、糸使いなど、こだわりをより感じることができ、シンプルながら品格を感じさせるスタイルが完成します。無地は柄としては控えめながらも「きちんと感」を演出できるため、ビジネスから式典、フォーマルな場面まで幅広く対応ができます。60代の男性にとって非常に頼れる一本です。弊社のブランドであるROYTOUCHでは、こだわりの無地のバリエーションも多く取り揃えていますので、あわせて参考にしていただけるといいと思います。新柄としても柄を追加しているので、定期的に見ていただけると新たな柄に出会えると思います。種類も豊富で選べる柄数も多いので、是非お気に入りの一本を見つけてみて下さい。ROYTOUCHの商品のバリエーションはこちらから確認できます。
無地(ソリッド)は、相手にも誠実さや、紳士なイメージをもたせることができ、スマートでありながら、エレガントな雰囲気も感じさせることができます。柄の印象が少し弱い分、色の印象が非常に強くなるので、色には特にこだわりをもって選んでほしいです。ネクタイの品質に関しては、近年、シルク(絹)以外にもポリエステルなどの素材を使った商品もありますが、無地のネクタイを選ぶ際は特に「シルク」を選ぶことをオススメします。無地の場合は、よりシンプルな柄になるので、品質の良し悪しがネクタイそのものの印象、全体のコーディネートの上質感を左右します。シルクの特徴である光沢感は、ネクタイが光に当たった時の陰影や、シルクそのものの糸の鮮やかさから上質感を感じることができる特別なものです。秋冬の商品としては、ウール使いや、カシミヤ使いの、上品に見える温かみを感じられるものもオススメです。春夏であれば、少しザックリ感のあるリネンや、コットンのニットタイなども季節を感じられていいと思います。60代の方は外でも会社の経営者や、役職者クラスの方との商談や会合が多くなると思います。その時のファーストインプレッションとして、胸元のネクタイの上質感、それによる全体のコーディネートのまとまりは、非常に重要になりますのでこだわってほしいと思います。さらに華やかさを感じさせたい方は、ネクタイピンをネクタイにあわせるのもオススメです。ビジネスではネイビー系で信頼感を、プレゼンや商談時にはワイン、レッドなどの赤系のネクタイで説得力と存在感をプラスするのもいいと思います。冠婚葬祭にも対応でき、グレー系や黒の無地ネクタイで控えめながら、きちんとした印象を与えることができます。また、家族との会食、友人との集まりにも、派手すぎず落ち着いた無地のネクタイは好印象を与えることができます。高級レストランなどのドレスコードが求められるシーンでも、無地であれば品格を保ちつつスマートな装いが可能です。60代ならではの経験と品位、大人の余裕を、無地ネクタイはナチュラルに表現できます。バッグ、靴、ベルトなども含めたスタイリッシュなトータルコーディネートに是非トライしてみて下さい。
60代にオススメのネクタイブランドとは
ネクタイを購入する際の一つの指針になるのが、ブランドです。ブランドの世界観、品質、デザイン、今まで培ってきた歴史など、ブランド品には数々の魅力を感じるポイントがあります。HERMES(エルメス)、salvatore ferragamo(サルバトーレフェラガモ)、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)、などのようなハイブランドから、ネクタイに特化したMARINELLA(マリネッラ)、TIE YOUR TIE(タイユアタイ)など、ネクタイを取り扱うブランドにもたくさんのブランドがあります。その中でも、老舗ネクタイメーカーがオススメする、60代にぴったりのブランド力、上質な品質、デザイン性などを兼ね揃えた、オススメのブランドを集めてみましたので、ネクタイを購入する際は参考にして下さい。
HERMESのネクタイ
HERMES(エルメス)は1837年に、フランスのパリに高級馬具のアトリエを開業したことからはじまったブランドです。ハイブランドと言えばエルメスを思い出す方が非常に多いと思います。最高級のシルクを使用したこだわりのネクタイは芸術品のような商品です。大剣幅(ネクタイの剣先の部分の太さ)がレギュラーの太さのものから、細身のナロータイまで幅広いラインナップがあるのも魅力の一つ。モノグラムのパターンも人気です。エルメスの商品の中ではネクタイは比較的買いやすい価格帯であるのも特徴です。一度はしめてみたい憧れのブランドの一つであると思います。HERMESのネクタイの詳細に関してはこちら。
salvatore ferragamoのネクタイ
誰もが知っているハイブランド、salvatore ferragamo(サルバトーレフェラガモ)。フェラガモのネクタイだけしかしめないというこだわりの方もいるくらい、愛されているブランドです。動物モチーフなど特徴的で可愛いモチーフが非常に多く、動物や可愛いネクタイが好きな方にオススメのブランドです。salvatore ferragamoのネクタイ詳細に関してはこちら。
paul smithのネクタイ
paul smith(ポールスミス)のネクタイは、特徴的なカラーを使ったデザインが印象的です。春夏コレクションと秋冬コレクションの両方で多彩なデザインを展開しており、それぞれの季節に合ったスタイルを楽しめます。ポールスミスのデザインは、細部にまでこだわった、繊細かつ発色のよいデザインが魅力的です。ビジネスシーンでの使用はもちろん、カジュアルな場面でも活躍するポールスミスのネクタイは、多くの人に長く愛されています。特徴的な多色を使ったグラデーションも非常にキレイでポールスミスのイメージとして印象に残っている人も多いのではないでしょうか。paul smithのネクタイの詳細に関してはこちら。
Ermenegildo Zegnaのネクタイ
Ermenegildo Zegna(エルメネジルドゼニア)のネクタイは、イタリアの老舗ブランドならではの魅力とエレガンスが特徴です。滑らかな質感と美しい光沢も魅力的。クラシックなデザインからモダンなパターンまで幅広く揃っており、ビジネスシーンでの使用にも最適です。ジャガードの織り組織の凹凸をうまく使ったデザインも印象的です。ジャケパンスタイルにもあわせやすいので一本持っていると使いやすいと思います。ゼニアのネクタイをしめることで、どんなスーツスタイルも一層引き立つ特別なブランドです。Ermenegildo zegnaのネクタイの詳細に関してはこちら。
GIORGIO ARMANIのネクタイ
GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)は、イタリアンエレガンスとモダンなデザインが融合したブランドです。シンプルでありながらカッコよく、存在感のある独自のシンプルなデザインが特徴。ビジネスからフォーマルなイベントまで幅広く活用できるネクタイです。滑らかな手触りと美しい光沢感が高級感を演出します。シンプルでありながら、一味違う印象を感じさせてくれるブランドです。GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)のネクタイの詳細に関してはこちら。
BEAMSのネクタイ
BEAMS(ビームス)のネクタイは、日本のモダンな感性と高品質な素材が融合したスタイリッシュなネクタイです。1976年の創業以来、トレンドと伝統を巧みに取り入れた独自のスタイルが特徴です。シンプルでありながらこだわりの品質のネクタイはビジネスからカジュアルな場面まで幅広く活用できます。インポートの上質な生地を使用したものから、国産の商品まで幅広いラインナップも魅力の一つです。BEAMSのネクタイの詳細に関してはこちら。
TOMORROWLANDのネクタイ
トラッドスタイルを大切にしながら、トータルコーディネートをカジュアルからドレスまで提案するブランド、TOMORROWLAND(トゥモローランド)。幅広い年代から愛されているブランドです。大人向けの洗練されたスタイルや、シンプルでありながら一味違う上質さを感じるラインナップが特徴的。トゥモローランドのネクタイは、日本製のシンプルでしめやすいものから、インポートの上質な商品まで幅広く取り扱っています。バリエーションが豊富なのも魅力的です。TOMORROWLANDのネクタイの詳細に関してはこちら。
franco bassiのネクタイ
franco bassi(フランコバッシ)のネクタイは、イタリア製の高品質な素材と洗練されたデザインが魅力です。フランコバッシは、クラシックな柄からモダンなデザインまで幅広く展開しており、ビジネスシーンでも大人の個性を発揮したい方にぴったりです。特徴的な柄のネクタイが多く、Vゾーンにインパクトをあたえます。大人の個性をカッコよく表現したい方には特にオススメのブランドです。
MARINELLAのネクタイ
MARINELLA(マリネッラ)は、100年以上の歴史と伝統を誇り、その卓越した品質とデザインで愛されているナポリ発のブランドです。クラシックで洗練されたスタイルが魅力的なネクタイは、ビジネスからフォーマルな場面まで幅広く対応可能です。手触りの良さと美しい光沢が特徴的なネクタイです。イタリアの熟練職人による手作業で仕上げられ、細部までこだわりが感じられます。MARINELLAのネクタイの詳細に関してはこちら。
Brioniのネクタイ
Brioni(ブリオーニ)のネクタイは、イタリアの高級仕立て技術とエレガントなデザインが融合した最高級のアクセサリーです。1945年創業のBrioniは、卓越したクラフツマンシップと洗練されたスタイルで知られています。クラシックで時代を超越したデザインが特徴。滑らかな手触りと深い光沢が高級感とプロフェッショナリズムを際立たせます。Brioniのネクタイの詳細に関してはこちら。
DRAKE’Sのネクタイ
ドレイクス(DRAKE’S)のネクタイはAquascutum(アクアスキュータム)でデザイナーをしてたマイケル・ドレイクと営業担当のイザベル・ディックソンが、ロンドンで創業したブランドです。クラシックで英国を感じる肉厚なかっちりとしたネクタイが好きな人には、特にオススメのブランドです。英国の伝統的な部分を残しつつも、トレンドや独自のアイデアを積極的に取り入れているブランドです。日本には、ドレイクスの単独のSHOPはありませんが、BEAMSで一部コレクションを扱っています。BEAMSのドレイクスの詳細はこちら。
TIE YOUR TIEのネクタイ
イタリア、フィレンツェの「名店」としても非常に人気の高いブランド「TIE YOUR TIE(タイ・ユア・タイ)」。創業者の創業者フランコ・ミヌッチが、小さなお店を構えたことからスタートしたブランドです。こだわりのアイテムはイタリア国内で話題になり、世界中から注目されるお店になりました。TIE YOUR TIEの代名詞と呼ばれるのが、「セッテピエゲ」。イタリア語で「7つ折り」という意味で通常の倍以上の生地を使い、芯地を使わずにネクタイの形に縫製する独自の特殊な技術で縫製したネクタイです。プレス(アイロン)を使わずに柔らかいスカーフのような独特のネクタイは、世界中の方に愛されている商品です。
ステファノ・リッチのネクタイ
1972年に創業したイタリア、フィレンツェにあるブランド、ステファノ・リッチ(Stefano Ricci)。ステファノ・リッチの代表的な商品は「プリーツタイ(プリーツネクタイ)」ネクタイの芸術品といっても過言ではない商品です。国会議員の方が締めているのを目にしたことのある方も多いのではないかと思います。シルクの光沢感をより感じることのできるプリントと、細かい繊細なプリーツの組み合わせが、絶妙なハーモニーを奏でるブランド。他のブランドにはできない、独自のセンス、技術が詰まった特別なネクタイです。
Turnbull & Asserのネクタイ
Turnbull & Asser(ターンブル・アンド・アッサー)は1885年、ジョン・ターンブルとアーネスト・アッサーによってロンドンで設立されたブランドです。当初はシャツ専門店として開業。卓越した仕立て技術と品質で評判を獲得しました。その後、王族や著名人の顧客を持つ高級ブランドとして知られるようになりました。1903年にはジャーミン・ストリートに本店を開設し、ロンドン紳士の象徴的ブランドとして愛されています。ターンブル・アンド・アッサーのネクタイは、すべてイングランド国内で手作業により製作されており、滑らかでしっかりとした英国らしい商品が魅力的です。品質はシルクを使用し、耐久性とエレガンスを兼ね備えた上質な品格を感じるネクタイです。日本には、ターンブル・アンド・アッサーの単独のSHOPはありませんが、三越伊勢丹で一部のコレクションを扱っています。三越伊勢丹のターンブル・アンド・アッサーの詳細はこちら。
Ralph Lauren のネクタイ
Ralph Lauren(ラルフ・ローレン)はニューヨーク出身のデザイナー、ラルフ・ルーベン・リフシッツによって1967年に創業されたブランドです。1967年にネクタイのブランド「Polo(ポロ)」としてスタートし、1970年代に本格的なメンズ・レディースファッションへと拡大。ブランド名の「POLO」は、乗馬に似た競技「ポロ」に由来しています。ラルフ・ローレンのネクタイは、クラシックなアメリカントラッドを基調としたデザインが魅力です。上質なシルクやウールを使用し、程よい厚みと柔らかさで美しいノットが作れるのが特徴。チェック柄やストライプ、アニマルモチーフなど遊び心あるデザインから、ビジネスに適したシンプルなものまでバリエーションが豊富です。アメリカン・プレッピーの象徴的アイテムとして、多くの紳士に愛され続けています。Ralph Lauren の商品詳細に関してはこちら。
ROYTOUCHのネクタイ
ROYTOUCHは、SEIWA創業より受け継がれるシルクの製織技術を保持し、「技術遺産」と認定されたMFUマイスターにより開発された最高品質のネックウェアです。ネクタイ作りの「原糸、撚糸、精錬、染色、準備工程、意匠、製織、検反、整理」全ての工程にこだわりを持ち、特に製織には通常の3倍の時間をかけて最高の触感(Royal Touch)を実現しています。ROYTOUCHのネクタイは、その贅沢な質感と美しい光沢が特徴で、ビジネスシーンやフォーマルなイベントにぴったりなネクタイです。シンプルな無地や、繊細なパターンが揃っており、どんなスーツにもとてもあわせやすい商品です。特に、スーツと合わせると、その高級感が一層引き立ちます。ROYTOUCHの商品詳細はこちらです。
KINSHOKUのネクタイ
KINSHOKUは「ネクタイをしめなくてもいい多様化の時代にファクトリーブランドだからこそできる選ばれる上質な特別なネクタイを提供する」をコンセプトとして生まれました。トレンドを意識した上質なネクタイをラインナップしています。KINSHOKUのネクタイには、「こころとこころを結ぶネクタイ」を作り続けていく、そんなメッセージが込められています。KINSHOKUの商品詳細はこちらです。
その他のオススメネクタイブランド
- Aquascutum(アクアスキュータム)
- BVLGARI(ブルガリ)
- BREUER(ブリューワー)
- brooks brothers(ブルックス・ブラザーズ)
- Burberry(バーバリー)
- calvin klein(カルバン・クライン)
- Dunhill(ダンヒル)
- fair fax(フェアファクス)
- givenchy(ジバンシィ)
- emporio armani(エンポリオ・アルマーニ)
- Etro(エトロ)
- fairfax(フェアファックス)
- Gucci(グッチ)
- pierre cardin(ピエール・カルダン)
- RADA(プラダ)
- Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)
- Luigi Borrelli(ルイジ・ボレッリ)
- mila schoen(ミラ・ショーン)
- Tom Ford(トム・フォード)
60代のネクタイを選ぶ際に気をつけたいカラーについて
目に入ってくる視覚的な情報として、特に気をつけたいのがネクタイのカラー。体の真ん中に位置するネクタイは、自分自身の印象を決めるとても重要な部分になります。60代の方がネクタイを選ぶ際に気を付けてほしい点を3つ紹介します。
①「顔色との相性を考える」
年齢とともに全体の肌のトーンが変化するため、顔色がくすんで見える恐れがあります。顔まわりを明るく爽やかに見せるカラーがオススメです。ネイビー、ブラウンなどの濃色のネクタイを選ぶ際には、織り組織の凹凸が感じられるものや、ストライプの色に明るい色が使われているものなど、表情を少しでも明るく感じさせるものがいいと思います。
②「より季節感を意識する」
春夏は淡い色や軽やかな素材、秋冬は深みのある色を選ぶことで、季節に合った上品な上質な印象を与えることができます。季節に合わせたコーディネートをすることで、よりお洒落な印象も与えることができます。トレンドを意識していることも認識させることができるので、今までのビジネスでの経験、60代の深みがより生きてくるのではないかと思います。
③「全体のバランスを考慮する」
スーツやシャツと色が似すぎていると全体がぼやけた印象になるため、ネクタイは少しトーンを変えて全体を締めるような混み合わせ、もしくは少し明るい色を選び、ネクタイにインパクトを残したりなど、全体のコーディネートのバランスを考えながら選ぶと、よりまとまったコーディネートができると思います。どういった印象を相手に与えたいかによって、ネクタイの色を変えることは非常に効果的になるので、ネクタイを選ぶ際には気にかけてほしいです。
ここでは、さらに色の意味や色が人に与える印象を知ることにより、ご自身の今の環境、着用するシーンに当てはめることにより、最適なネクタイを選ぶことができます。毎日のネクタイ選びの一つの指針として、即有効活用できる重要な内容です。是非活用して下さい。
紺、ブルー系のネクタイがあたえるイメージ
好印象を与えることができるといわれています。何本かは手元に持っていたい定番中の定番カラーで、一番使いやすいネクタイです。
ワイン、赤系のネクタイがあたえるイメージ
赤系のネクタイといえば、アメリカの元大統領をイメージする方も多いかと思いますが、自分自身の熱意を伝えたい立場の方が、好んでしめられているのも印象的です。営業系の業種など、大事なプレゼンの際など、よりエネルギッシュで活動的な印象を与えたい方には特にオススメです。
ゴールド、イエローなどのイエロー系のネクタイがあたえるイメージ
黄色には相手の警戒感を緩和させる力があるとされています。より協調性を重視される場面や、就職活動の際の企業の都政に合う企業であればは、とても効果的なカラーであると思います。ただ、イエローの発色に関しては、シーンによって濃度、発色など派手になりすぎない注意が必要です。
グリーン、エメラルドグリーン、カーキなどのグリーン系のネクタイがあたえるイメージ
グリーンは自然を思わせる色で、そのナチュラルな印象は穏やかさを求める方に最適です。近年では、当サイトでもグリーンのネクタイは人気色の一つとなっています。まだグリーンのアイテムをお持ちでない方には、ぜひ一度試してみていただきたい色です。また、紺やブルー、グレーなどとの相性が良いため、スーツやシャツにも簡単に合わせることができます。
ブラウン、ベージュ系のネクタイがあたえるイメージ
落ち着いた、大人っぽい印象をあたえる色になります。ネクタイの定番カラーの一つで、持っていると非常に使い勝手がいいカラーでもあります。ネイビー、ブルー、グレーなどとも相性がよく、スーツ、シャツにも非常に合わせやすいため、コーディネートにもとても使いやすい色です。
グレー、シルバーのネクタイがあたえるイメージ
落ち着いた印象を相手に与えることができるカラーです。他の色とも相性が非常にいいため、コーディネートの幅が広くあわせやすいのも魅力の一つとされています。コーディネートが苦手な方などは、一本あるととても使いやすいカラーです。営業や、商談の際にはもちろんのこと、パーティーシーンにおいても活躍できるカラーです。
オレンジ系のネクタイがあたえるイメージ
明るいカラーにポジティブな印象を与えることのできる、元気をもらえるような色。少し悩みがある時や、落ち込んでいる時など、自分に元気を与える意味も込めて、着用してみるのもいいと思います。ビジネスで使う場合は、あまりオレンジが鮮やかになりすぎない、深めのオレンジ色を着用されるのがいいと思います。
ライトブルーのネクタイがあたえるイメージ
清潔感、爽快感などフレッシュな印象をあたえる効果があります
ビジネス、就職活動、など色々なシーンに活躍できる一本です。海や、空をイメージする色でもありますので、夏のクールビズシーズンにもぴったりの色です。またライトブルーには、人の視線を集める効果も期待できます。黒、紺、グレーなどスーツとのコーディネートにも合わせやすい色なので、まだ挑戦したことがない方は、是非挑戦してみて下さい。
ピンクのネクタイがあたえるイメージ
人の気持ちを穏やかにする効果がある色です。イライラなどを穏やかにする効果もあります。対人関係をスムーズにすることのできる色ですので、周りの人を穏やかにさせる効果も期待できると思います。また男性が着用すると可愛いイメージを感じさせることができるため、年上の方が多い職場などで着用すると、より可愛がってもらえるなどの効果を発揮できるかもしれません。暖色系の色ですが、爽やかなイメージもあるので夏にも問題なく使用できるカラーです。
その他の色のネクタイのイメージ
60代ネクタイプレゼントを選ぶ際の注意点
60代へのネクタイのプレゼントとしては、60代の魅力的な部分、特徴、着用する場面など、プレゼントする方ご自身のアピールにつながるようなネクタイがギフトにはオススメです。会社を代表しての重要な商談、取引先の上層部の方との打ち合わせ、プレゼンテーションの機会など、より責任のある方と顔を合わせる機会が多くなる年代であると思います。その際に、より上質に見えるネクタイや、全体的なコーディネートのインパクトになるようなネクタイを着用していることはとても大切なことです。相手に洗練された印象を与えることは、60代においてとても大切なポイントの一つであると思います。ネクタイを選ぶポイントとしては、下記のことに気をつけて選ぶとより良い個性をアピールでき、贈り物としても喜んでもらえるでしょう。結婚記念日、誕生日、バレンタイン、クリスマス、昇進のお祝いなど、ネクタイをプレゼントするのにぴったりな記念日もたくさんあります。その際には、是非、ネクタイをプレゼントとして選んで欲しいと思います。
年齢にあった落ち着きのあるネクタイを選ぶ
より責任のある方と会う機会が増える60代。ネクタイを選ぶ際は、50代よりも上質を感じられる柄や、色により気をつけて選ぶことが重要です。また、50代よりも年齢を重ね、仕事、プライベートにおいても余裕をもって対応できる年齢であると思います。ネクタイにも、少し遊び心を加えて相手を喜ばせるようなエッセンスも加えてあげるといいでしょう。
会話の糸口を見つけることができ、その後の商談をスムーズにすすめることも可能であると思います。カラーとしては、ブラック、ネイビー、ブルーなどの定番色に加え、茶色、グリーン、ワイン、レッドなど、全体的に落ち着いた深みのある色が、重厚感を感じることができ、60代の大人の雰囲気、魅力をさらにカッコよく表現してくれると思います。明るめのカラーを好む方は、水色(ライトブルー)、シャンパン、オレンジ、ゴールドなど、ご自身の表情も明るく感じられ、若々しいイメージを持たせるカラーもいいかと思います。あわせて、全体のコーディネートのアクセントにもいいと思います。シーンに合わせて選ぶとよりネクタイの効果を発揮できるかと思います。
上質を感じられるもの
ネクタイ生地のジャガードの魅力の一つが織り組織の凹凸感です。ネクタイに使用している繊細な細いシルクの糸は、織り組織の凹凸感をより繊細に表現します。繊細な織り組織は、シルクの特徴である光沢感をより感じることができます。光があたることにより、その凹凸感は織組織をより立体的に感じ胸元にさりげないインパクトを与えます。
ネクタイの剣先の幅にこだわる
現在、ネクタイの剣先の太さ(ネクタイのタイ幅)で一番スタンダードなものは8.0㎝です(弊社のネクタイブランドKINSHOKUも8.0㎝のネクタイ幅です)。60代の場合は、もう少しネクタイの剣先の幅が広いものもオススメです。理由としては、ネクタイのタイ幅が広くなると、ネクタイの面積が大きくなるのでよりネクタイにインパクトを残すことができ、クラシックで重厚感を表現することができます。ネクタイの面積が広くなるので、大きめの柄もより映えるのもポイントです。大きめの柄を選ぶ際は、ネクタイのタイ幅も気にして選んでみて下さい。インターネットで購入される場合は、「タイ幅8.0㎝」などと明記されているので、購入する際に気にしてみて下さい。ネクタイの結び目(ノット)に関しても、ネクタイのタイ幅を太くすると、より結び目にボリューム感をもたすことができます。弊社のブランドであるROYTOUCHは8.5㎝のタイ幅のスタイルを採用しています。シャツの襟の大きさや、ジャケット、スーツのラペルの大きさにあわせて、ネクタイのタイ幅を変えてみるのも、よりVゾーンのバランスが良くなるのでオススメです。一般的に、ネクタイのタイ幅が細いとシャツの襟は小さく、ジャケット、スーツのラペルは細いもの、ネクタイのタイ幅が太いとシャツの襟は大きめ、もしくはワイド、ジャケット、スーツのラペルは太いものがいいとされています。逆に、カジュアルに見せたい、シャープに見せたい人はナローのネクタイもオススメです。ネクタイ幅としては、5㎝〜7㎝くらいのものが、ナロータイ(ナローネクタイ)と呼ばれています。メンズファッションのちょっとしたこだわり、さりげない違いを楽しんでみて下さい。
シルク100%の品質のものを選ぶ
シルクの上質な光沢感とジャガードの織組織の組み合わせは、ネクタイをより上質に表現します。日本製、イタリア製、フランス製、イングランド製などの商品であれば、プレゼントをもらう方もわかりやすく、品質にも安定感があるのでオススメです。日本製でもよりこだわりのある商品を送りたい方は、弊社の八王子工場で織ったMADE IN TOKYOの生地を使ったネクタイや、歴史ある京都の西陣織などを選ばれるのもいいと思います。弊社のネクタイ通販サイトである「SEIWA-ONLINE」では、どちらの生地を使用したネクタイも扱っていますので、参考にしてください。弊社のSEIWA-ONLINEの生地を織っている八王子工場の詳細はこちら。
弊社八王子工場のシルクの糸の様子
弊社八王子工場の様子
弊社八王子工場 オールドコレクションの資料の様子
60代のネクタイとあわせて使いたいアイテム
ネクタイと合わせてほしいアイテムとしては、ポケットチーフ、蝶ネクタイ(チョウタイ)、ネクタイピンなどがオススメです。全体のコーディネートにアクセントを与えたり、ネクタイをさらに魅力的なものにさせるものなど、さらにコーディネートを素敵に見せてくれる商品です。蝶ネクタイなどで、少し可愛さを感じさせるのも素敵ではないでしょうか。普段使いに、パーティーなどのおめでたい席にもピッタリです。「SEIWA-ONLINE」では、ストライプ、小紋、ドット(水玉)、ソリッドなど様々な柄を扱っています。蝶ネクタイについての詳細はこちら
ポケットチーフ
近年、クールビズの影響もあり、夏場のファッションアイテムとしても人気なのが、ポケットチーフです。とても簡単に、ワンポイントでお洒落に見せることのできる魔法のようなアイテムです。ネクタイを締めない時にも、スーツ、ジャケットの左ポケットに入れるだけで、華やかでお洒落なインパクトを与えます。胸元にボリューム感を出すことができるので、スーツ、ジャケットに立体感を出すことができます。ポケットチーフの入れ方にも様々な入れ方があり(TVホールド、パフ、スリーピークスなど)入れ方によっても楽しむことができます。パーティなどの場合は、蝶ネクタイ(チョウタイ)と合わせてもカッコよく、華やかさを感じられると思います。ネクタイと合わせるとさらにコーディネートに華やかさが出るのでオススメです。ネクタイ、ポケットチーフの色をあわせるのも素敵です。よりオシャレ感を出したい方は色をあえて変えるもの良いでしょう。雑貨で遊び心を表現するのも、メンズファッションの楽しみの一つです。「SEIWA-ONLINE」では、ネクタイではとても貴重な生地である、紋紗織のネクタイと同じ生地を使用したポケットチーフもあります。高級感のある織り組織、凹凸感がありながらも、透け感のある特別な生地を感じられるポケットチーフです。
ネクタイピン
ネクタイピン(タイピン)は、実用的な部分も多く、ネクタイを固定してねじれやズレを防ぐ効果があります。ジャケットを脱いだ際にネクタイがブラブラと動いてしまうため、それを防ぐ効果があります。ファッション性の部分では、ネクタイにつけることで華やかさを表現することができます。ネクタイのシルクの光沢感とは違った金属の光沢感を表現できるので、アクセサリー感覚としても、オススメのアイテムになります。合わせてカフスにもこだわってみるのもオススメです。カフスボタンもネクタイピン同様に、さりげなく華やかな印象を与えることができます
最後に
ネクタイには様々な柄、カラー、スタイルの違いなど、多種多様な商品が販売されています。ネクタイを選ぶ際にどのネクタイを選べばいいのか迷いながら探されている方も多いと思います。この記事を読むことにより、その疑問を解消し、ネクタイを着用する際の一つの指針にしてもらえると嬉しいです。ご自身によりあったネクタイを着用し、60代をさらに楽しむための一つの手段としてネクタイを有効活用して下さい。パートナー、旦那さま、おじいちゃん、ご両親へのプレゼントとして考えられている場合もとても参考になると思います。ネクタイなどの小物で、ファッションを楽しむことは、メンズファッションの楽しさの一つでもあります。今まで以上にネクタイを選ぶことの意味、必要さを理解していただき、楽しくネクタイを選んで下さい。そしてメンズファッションの奥深さ、楽しさを今まで以上に感じてもらえたら幸いです。
1935年創業のネクタイ・ネックウェアのファクトリーメーカー、成和株式会社は、東京(八王子)に自社工場を持ち、匠の技術を活かした高品質のネクタイを軸に展開しています。創業以来、自社工場で製織される匠の技術を持った高品質のネクタイを一人でも多くのお客様に直接手に取っていただきたい思いから開設したサイトはこちらです。